signal

この日 この場所に いることの不思議
ここに いることを 確認すべく 微弱な信号を……
何億光年彼方の Xへ向けて

いとしいひと







 




9月に入ったらぴたりとセミの声を聴かなくなった。

昨夜からの雷雨が朝まで続いて、
外は不穏な空気。

雨、雷、竜巻……、異常気象。

いじょう いじょう いじょう いじょう
と風が啼くわけではないけれど、
いじょうが続くと、いじょうは通常になる。

これからは、
「天高く馬肥ゆる秋」日和を、
本日は異常気象ですと言うようになるのだろうか?







お尻に◇のマークが





最近、老々のことを考える。

あと10年、
いや20年は無理かなあ……、
どうなっているだろうか?

「ああ、手のかかる年寄りだ」と言われるだろう。

そう言われることがわかっていながら、
年寄りを悪く言う……。

それが人間の業なのか……、
私もその最たる一人だけれど。




今日は愛犬の49日。(今日だけは駄犬じゃなく)

時間は戻らない、たとえ天地がひっくり返っても、
いや、天地は毎日ひっくり返っているのではないかしら?






もの言いたげな瞳






なにが言いたいの





・・・・




あ〜あ






わかってくれない





どうしても





・・・・・










あなたが居なくなってから、写真を撮らなくなった。






| 駄犬(イブ) | 14:45 | comments(0) | trackbacks(0)
生きる楽しさ
 













♫ おどりおどるなあら……、

 盆踊りの歌が高らかに聞こえる。

昨晩もタオルを首にまいて夜歩き。
肌に触れる外気が、
満員電車の人肌の感触、
ああ気持ち悪い、それに息苦しい。

土手に上ると、
もわっとした空気が少しだけゆれる。

広々とした河原の闇で、
犬が疾走している。

得意げに疾走するあの人の顔が見える。

ああ、もういちど、
走らせてやりたかった。


       
            
             


一昨日の夜だったか、
頭の上でがさこそ音がして、
「・・」とあの人の名を呼んだ。
灯りをつけてそこらを探したけれど、
あの人がいるわけもなく、
けれど、
確かにその音はきれめなしに聞こえる。

よくよく見るとソファーのかげに、
いつ入り込んだのだろう、
セミが仰向けでもがいていた。      



     

内部の人間の犯罪 秋山駿評論集 (講談社文芸文庫)




某日、歴史時代作家クラブの会報「簪」KANZASHI
が送られてきた。

6月14日の授賞式の記事が出ていて、
私も出欠の手紙をいただいて、
仕事の研修と重なりお断りしたものの、
駄犬の大量出血事件と重なった、
悪しき思い出の日。


     


ついで秋山選考委員長のお言葉をいただき、賞状授与に移りました。授与は、秋山氏が体調を崩され、お身体が不自由なため、当会の代表幹事である岳真也氏が代理で執り行いました。
 秋山駿氏の言葉
「私は今年八十三になりますが、七十七歳くらいから「自分の死」というものと実に仲よく話すようになりました。そうすると「死」がいろいろなことを教えてくれます。お前の人生の形はこういうはずなんだけれど、ここのところで乱している、とか。三年前に死んでおけばよかった、とかね(笑)。でももう一生懸命とか、生きる努力なんて、いやですよ。ただふつうに怠けてりゃいいんです。そこに生きる楽しさがあって、その一つが子どもの頃から好きだった時代小説を読むことなんです。今もしょっちゅう枕元に本を広げて読んでいます。だから今日も、こんな様になるとは思っていたけど(車椅子のため、賞状授与ができないこと)、こういう場所に来て、受賞者の皆さんとお会いしたかったんです」


   

      
         

生きる楽しさか、生きる楽しさとはなんだろう……。

 

今朝は今朝で、
PCのフォルダを整理していたら、
あの人の写真が、
それも同じ写真が何枚も何枚も出てきて、

なにこれっ     


ああ、わが  は、
13歳になろうというあの  は、
歩んできた犬生についてどう思っていたのだろうか?



短かったですか。
長かったですか。

幸せでしたか。
不幸せでしたか。


    

| 駄犬(イブ) | 17:16 | comments(0) | trackbacks(0)
私小説テイスト
 










石原千秋の文芸時評にうなずいた。

 総じて、最近の文芸誌は批評精神を失っている。
     略   
 藤野可織が「8月の8つの短篇」(群像)として、8つの短篇を一気に発表した。しかし、ピリッとしない。すべてではないが、まるで同人誌レベルの「私小説テイスト」のものが多く、現在の文学の傾向とレベルそのもので、どうしたのだろうといぶかしく思う。
     略
「私小説」を厳密に定義することはできないが、身の回りに起きたことへの感想(?)を一人称で書けば「文学」になると思っているらしい若手の作家の小説を、僕は「私小説テイスト」と呼んでいる。それなら、いっそのこと自分の体験を書く類の「私小説」の方がよほどいい。



今の小説は、
主人公が、生きている場所もないし、行動もしていない。
主人公の思いだけがだらだらと書かれているだけなんだ。



  
小説なんて、なんで書くのだろうと思いながら、
何も言わないで、ただ居るだけの人? って存在感があると思った。
その不在を埋めることがいまだできないでいる。

夜な夜な、不在の人? を引きながら歩いている。

昨日は、その人の写真の整理をした。





             

            












飼ったばかりの頃、
雪の中を走り回る彼、













それらをスクラップにして、
彼をしのびたいのか、
葬りたいのか、
どうなのかわからない。






| 駄犬(イブ) | 10:13 | comments(0) | trackbacks(0)
お骨わけ
 




偶然、同じ名前の絵馬が










昨日、駄犬の骨をもらいに行った。

骨壺は人間並みに大きく、
重さもあった。

ふたをあけると、
まあるい頭の骨が見えた。

お箸で小さめの骨を五つぐらいとり、
益子焼の小さな壺にいれた。

お骨は娘が供養してくれることになった。
駄犬は娘が大好きだったから、
やっと娘の家で暮らすことになる。

きっとシッポをびゅんびゅんふって、喜んでいることだろう。











選挙に行く前に、
駄犬の散歩コースを歩いた。






ただいま。


とうぶん駄犬の呪縛からのがれられないのか……。







| 駄犬(イブ) | 12:22 | comments(0) | trackbacks(0)
追悼








 
死んだあなたの身体をなでたけれど、
生きているときと何も変わらなかった、
だから寝ているんだとおもった。


わたしが哀しいのは、
あなたを愛しまなかったから。

わたしはペットなんていうものが嫌いで、
大嫌いで、
愛玩する行為も嫌いで、

日常ではあなたの存在を忘れることが多く、
気がつくと、
どこかでじっと見ている視線に気づいたり、

あなたは置物だったけれど、
置物に甘んじる輩ではなく、


わたしの気を引こうとした。


あなたのいたずらでどれぐらい損害を受けたか、

ふすまを破り、
眼鏡を壊し、
くつしたを食べ、
スカーフを引き裂き、
本を噛みちぎり、

こらーつ、
もうーっ、
と怒るわたしの顔を見て、

してやったりと、
あなたの得意げな、
勝ち誇った顔。


あなたがいなくなって、
ほっとしましたよ、
ほっとしすぎて、
気が抜けましたよ、

生活のリズムを壊されることもなく、
静かな老後を送ることができます。

どれだけストレスだったか!
そのストレスが大きすぎて、
あいた穴をふさぐものがありません。

こんなおおきな穴を残して逝ってしまうなんて、


あなたの得意げな顔が見えます。












なでられたり、ほめられるより、
叱られるのが好きなM犬でした。




| 駄犬(イブ) | 09:51 | comments(0) | trackbacks(0)
フクロウ犬
 



一昨日(18日)、駄犬が死んだ。

やんごとない用事があって、
駄犬をかかえ、
病院から霊園に直行した。
今日お骨になって帰ってくる。



   



今朝、
一人でいつものコースを散歩した。

このあたりでオシッコをして、
このあたりで匂いを嗅いで、
このあたりで、
くるくるまわって、
用を足した。



ふと空を見上げると、
鱗雲が広がっていた。

久しぶりに空を見たような気がした。

向こうから、
よぼよぼの老犬が、
体をふるわせて歩いてきた。

老犬が止まった。
頭を撫でてやった。
涙がこぼれた。
頑張ってるねえと言いながら、
頭を撫で続けた。
老犬は足元にすり寄った。
息が荒く、舌が出ていた。

前を歩く飼い主がリードを引きながら、
ありがとうございますと言った。


老犬になったあなたと、
散歩することを、
イメージすることができなかった。


12年と9か月、ありがとう。






14日(日)に撮った写真
いたずらばっかりしてごめん   




| 駄犬(イブ) | 09:23 | comments(0) | trackbacks(0)
再々入院
 






ブログの広告に出ていた。

なにこれ? パロディ?
「イフ」だって?


退院はしてきたものの、
いまだ出血しています。

今朝は食事も食べません。

部屋の隅の、暗い所にうずくまって動きません。

私がPSを打ち始めたら、
そばに来て寝ているのですが、体が小刻みに痙攣しています。

彼の痛みをとることも、
彼の悩みを聞くことも、
私にはできません。




| 駄犬(イブ) | 09:32 | comments(0) | trackbacks(0)
出血大サービス!

これは前に出血した時です


 



朝方、足元に気配を感じた。
駄犬が足をなめている。

ぺろぺろぺろぺろ、
休まずなめている。

駄犬は足フェチか?

起きて、
ふつうに餌をやり、
薬もなくなったので、
あしたは動物病院かと思う。

椅子に座ってコーヒーを飲んでると、
相変わらず足をなめてる。
そのうち私の足もなめだした。

やめてよ、足なんか舐めないでと見たら、
薄いクリーム色の靴下の先が赤い?

えっ、まさか!

また出血していました。

足も赤いし、
座ってたソファーのカバーも赤い。

あわてて病院に電話を入れたけれどつながらない。
日曜日だから。


日曜日にやっている病院はどこ?
PCで探し、
知り合いにも電話した。


近場で年中無休でやっている病院に電話をして連れて行った。

至急手術、
入院、

あ〜あ、受難はまだ続く、
いつになったら出血は止まるのか、
財布の出血も止まらない。

金欠? 貧血状態でフラフラです。







血を流した駄犬を見つめて問いかけた。
ねえ、まだ生きたい?
どれぐらい生きたい?

もちろん、駄犬は答えなかった。


| 駄犬(イブ) | 13:59 | comments(0) | trackbacks(0)
おかえり
 





無事に帰ってきました。
上記の写真は、血を吐いた時の写真です。

後でわかったことですが、
部屋の隅に血の塊がべっとり、
それも二か所、
拭いても拭いても落ちなくて、
絨毯を切り取りました。





医療費控除はないのかしら?







やつれて帰ってきました。

顔が細くなって、頬骨が出て、

目鼻が顔の輪郭からはみ出そうです。


わかってるのかなあ、死にそうだったこと、
生きて帰ってきたこと!





| 駄犬(イブ) | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0)
色彩を持たないイブ
 









ああ蒸し暑い。
うちの駄犬はどうしているだろう?

14日の朝、大量に喀血し動物病院に連れて行った。
その日は研修旅行で山梨まで行く予定があり、
8時までには職場に行かなければならなかった。

5時過ぎから逡巡し、寝ている連れをおこし、
駄犬を病院に連れて行くように頼んで、
出かける支度をしたけれど、
流れ出る血の量があまりにも多くて、
まだ開いていない病院に電話をして、
少しでも早く診てもらうように頼んだ。

旅行の出発の時間に間に合うわけはなく、
やむなく事情を言って休ませてもらった。

口の周りをタオルで縛り、
血だらけになった駄犬はそれでもしっかり歩き、
普段は歩いて連れて行くのだけれど、
さすがに車に積んだゲージの中に入れて連れて行った。

観念したのか、
普段は嫌がって騒ぐのにおとなしくゲージにも入り、
病院の診察台に乗った時もいやに落ち着いていた。

こんな落ち着いておとなしい駄犬を見たことがない。
もしかしたらこれが最後かもしれないと言われ、
携帯で写真を撮った。

結果は歯槽膿漏で、歯の奥の大動脈が傷ついて出血し、
あと一時間遅かったら助からなかったと言われた。

義父に続いて葬式を出さなければならなかったかもしれない。

まだ予断を許さない状態で、入院中です。


            

その日の夕方、手術後の駄犬を見にいって、興奮させてしまった。
無事に帰ってこれるだろうか?


なにかしらまとわりついてくる毛むくじゃらな、
そして、
いつもどこかから視線を向けているひどく気になる気配。
いないと思うと、
うまく表現できないが、なんだろう?
蓋のない入れ物のような・・・、
村上春樹のように適当な比喩も思い浮かばない。


昨日今日と散歩をしていないので、
夜の八時過ぎ、
ふらっと外に出た。

無意識に歩いていると、
なぜか駄犬の入院している病院に足が向き、
病院の裏手を見たけれど、
明かりもついていず、
生き物の気配もしなかった。




 
| 駄犬(イブ) | 23:11 | comments(2) | trackbacks(0)
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