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この日 この場所に いることの不思議
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魔術師

 

 

 

 

JUGEMテーマ:日記・一般

 

 

魔術師を読み終えた。

 

最後の最後まで、

結末の見えない小説だった。

 

いや、結末を読んでも、

 

うなだれている彼女に最後の視線を注いでから、私は歩き出した。オルフェウスよりも確かな足どりで。いつかの別れの日のアリスンとと同じくらい確かな足どりで、決して振り返らずに。秋の芝生、秋の空。人間たち。一羽の愚かな鶫が池のほとりの柳の下で季節外れの歌を歌った。灰色の鳩たちが建物の上を飛んだ。自由の断片、生きた文字謎。そしてどこかで落ち葉を焚く強烈な匂い。

 

素敵な文章ですねえー、作者はこれが書きたかったのかもしれませんね。

主人公のニコラスとアリスンがどうなるのか?……生きた文字謎?

 

魔術師コンヒス以外にも、

劇中劇、意外な心理戦が展開され、

 

それぞれ魅力的人物が登場するのだけれど、

彼、彼女たちの心理描写が猫の目のようにころころ変わりますよね、

だから、

私には出てくる人が、

名前が違っても三人ぐらいに分類される気がする。

 

アリスンさえも、私には印象が薄い。

 

この長丁場の作品を読み切れていないのかもしれないが、

結局どうなるのだろうという期待を持たせる力はすごいものであり、

なんかなー……村上春樹もそうですよねぇー、

「IQ84」はまさにそのパターン。

センスの良い魅力的な女性、セクシャルな描写、展開の読めなさ、等々。

 

映画になっている「コレクター」は彼の小説とか、

「魔術師も」映画にすればいいのかもしれませんが、

スポットをあてる登場人物で、内容が違うものになるでしょうね。

 

 

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