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この日 この場所に いることの不思議
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植物のきもち

 

 

 

 

JUGEMテーマ:日記・一般

 

 

今日は曇り空、

なぜかその方が気持ちが落ち着くんですよね〜、

「たまたま」という詩誌に入って何年だろう?

その関連で見知らぬ人から本が送られてきて、

読んでみるとそれぞれに発見がある。

書店に並ばなくとも、

ベストセラーにならなくとも、

表現したいものがあるのは幸せなことかもしれない。

 

宮本輝氏の「流転の海」が36年をかけて完結した。

私の今書いているものも、

遅々として進まず、

なんだか物語が過去に巻き込まれ、

ずんずんどんどん巻き込まれ、

嗚呼、36年か?

私の五十有余年はどこに消えたのだろう……。

 

 

 

 

 

 

(エイドリアン・オーウェン 著)

 

 

 

「生存する意識」

昨夜も寝床で読んでいたのですが、

 

なかなか読み進まないのですが、

「テニスをしませんか?」

のページにショックを受け、

胸が苦しくなり涙がこぼれました。

 

本の説明は下手ですが、

 

作者である私は植物状態の患者を研究しています。

話すことも見ることも何の意思表示もできない植物状態の人に、

意識はあるのか?

その問いかけの方法が、

文章を聞かせたり、写真を見せたりして、

その反応をfMRIという装置でみると、

(ここではスキャンという表現をしています)

健常者と同じ反応が見られる。

 

つまり言葉や映像で語りかけると、

植物状態で意識がないと思われている人の脳が反応するというのです。

 

わたしはここにいます

とじこめられているわたしを

ここからだしてください

 

それを発見した彼は、

家族や本人にその旨を伝えるかどうか悩みます。

 

あなたの娘(キャロル)さんには意識があります。

呼びかけに答えてくれています。

 

では、どうしたらいいのでしょう?

その娘の気持ちを聞くことも、

こちらの気持ちを伝えることもできない。

家族がそれを知って希望を持てるのだろうか?

 

私はたんに、科学的な疑問を投げかけ、それからそれに答える方法を考え出した人間にすぎない。倫理委員会に承認された手順では、スキャンは認められていたが、キャロルのような患者が見つかったときに家族に何を告げるかは定められていなかった。

(略)

家族に告げるとすれば、それは彼女の担当医の役目であり、その医師は、家族に告げてもキャロルには臨床的恩恵をもたらさないと判断した。本人は意識もあれば物事を認識する能力もありながら自分の思いを表現できないでいるのを家族が知っていることの重荷は、それをまったく知らない、あるいは、キャロルは精神が活動していないと思っていることの重荷よりも苛酷だと、その医師は感じたのだろう。

(略)

キャロルは生まれ故郷に戻され、私は二度と彼女に会うことはなかった。会う意味がなかった。私たちは彼女を見つけたが、当時、それ以上何もできなかった。彼女は2011年、けがの長期合併症で亡くなった。皮肉にも、それを知らせてくれたのは彼女の担当医だった。

 

 

 

http://honz.jp/articles/-/44892

 

 

 

そして夜、

怖い夢を見た。

はじめは母と知り合いの女がいて、

ぶつぶつざわざわ、

言葉の断片が聞こえる。

ふたりは買い出しに行き、

調理をはじめる。

テーブルの上に料理が並べられ、

まあすてきなごちそう!!

それがイチゴのフルコース。

ご飯も味噌汁も副菜もデザートもすべてイチゴ。

 

それを見ているわたしが、

なーに、それ、

おかしい、イチゴのごはんだなんて、

気持ち悪ーいと思っているけれど、

一言も言葉を発することができない。

ええっ、どうしたの?

からだが動かない、声も出ない、

ええっ、どうしたらいいの!

 

ああそうか、

植物状態なのか、

意識が閉じ込められたのか、

出口はない。

もし、透明なガラスの部屋に閉じ込められ、

外の世界に何も伝えることができないとしたら、

どうなるのだろう?

狂ってしまえばいい。

狂うってどうなることだろう?

 

嗚呼、樹木は狂っているのだろうか?

 

 

 

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