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この日 この場所に いることの不思議
ここに いることを 確認すべく 微弱な信号を……
何億光年彼方の Xへ向けて

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追悼








 
死んだあなたの身体をなでたけれど、
生きているときと何も変わらなかった、
だから寝ているんだとおもった。


わたしが哀しいのは、
あなたを愛しまなかったから。

わたしはペットなんていうものが嫌いで、
大嫌いで、
愛玩する行為も嫌いで、

日常ではあなたの存在を忘れることが多く、
気がつくと、
どこかでじっと見ている視線に気づいたり、

あなたは置物だったけれど、
置物に甘んじる輩ではなく、


わたしの気を引こうとした。


あなたのいたずらでどれぐらい損害を受けたか、

ふすまを破り、
眼鏡を壊し、
くつしたを食べ、
スカーフを引き裂き、
本を噛みちぎり、

こらーつ、
もうーっ、
と怒るわたしの顔を見て、

してやったりと、
あなたの得意げな、
勝ち誇った顔。


あなたがいなくなって、
ほっとしましたよ、
ほっとしすぎて、
気が抜けましたよ、

生活のリズムを壊されることもなく、
静かな老後を送ることができます。

どれだけストレスだったか!
そのストレスが大きすぎて、
あいた穴をふさぐものがありません。

こんなおおきな穴を残して逝ってしまうなんて、


あなたの得意げな顔が見えます。












なでられたり、ほめられるより、
叱られるのが好きなM犬でした。




| 駄犬(イブ) | 09:51 | comments(0) | trackbacks(0)
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