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この日 この場所に いることの不思議
ここに いることを 確認すべく 微弱な信号を……
何億光年彼方の Xへ向けて

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生きる楽しさ
 













♫ おどりおどるなあら……、

 盆踊りの歌が高らかに聞こえる。

昨晩もタオルを首にまいて夜歩き。
肌に触れる外気が、
満員電車の人肌の感触、
ああ気持ち悪い、それに息苦しい。

土手に上ると、
もわっとした空気が少しだけゆれる。

広々とした河原の闇で、
犬が疾走している。

得意げに疾走するあの人の顔が見える。

ああ、もういちど、
走らせてやりたかった。


       
            
             


一昨日の夜だったか、
頭の上でがさこそ音がして、
「・・」とあの人の名を呼んだ。
灯りをつけてそこらを探したけれど、
あの人がいるわけもなく、
けれど、
確かにその音はきれめなしに聞こえる。

よくよく見るとソファーのかげに、
いつ入り込んだのだろう、
セミが仰向けでもがいていた。      



     

内部の人間の犯罪 秋山駿評論集 (講談社文芸文庫)




某日、歴史時代作家クラブの会報「簪」KANZASHI
が送られてきた。

6月14日の授賞式の記事が出ていて、
私も出欠の手紙をいただいて、
仕事の研修と重なりお断りしたものの、
駄犬の大量出血事件と重なった、
悪しき思い出の日。


     


ついで秋山選考委員長のお言葉をいただき、賞状授与に移りました。授与は、秋山氏が体調を崩され、お身体が不自由なため、当会の代表幹事である岳真也氏が代理で執り行いました。
 秋山駿氏の言葉
「私は今年八十三になりますが、七十七歳くらいから「自分の死」というものと実に仲よく話すようになりました。そうすると「死」がいろいろなことを教えてくれます。お前の人生の形はこういうはずなんだけれど、ここのところで乱している、とか。三年前に死んでおけばよかった、とかね(笑)。でももう一生懸命とか、生きる努力なんて、いやですよ。ただふつうに怠けてりゃいいんです。そこに生きる楽しさがあって、その一つが子どもの頃から好きだった時代小説を読むことなんです。今もしょっちゅう枕元に本を広げて読んでいます。だから今日も、こんな様になるとは思っていたけど(車椅子のため、賞状授与ができないこと)、こういう場所に来て、受賞者の皆さんとお会いしたかったんです」


   

      
         

生きる楽しさか、生きる楽しさとはなんだろう……。

 

今朝は今朝で、
PCのフォルダを整理していたら、
あの人の写真が、
それも同じ写真が何枚も何枚も出てきて、

なにこれっ     


ああ、わが  は、
13歳になろうというあの  は、
歩んできた犬生についてどう思っていたのだろうか?



短かったですか。
長かったですか。

幸せでしたか。
不幸せでしたか。


    

| 駄犬(イブ) | 17:16 | comments(0) | trackbacks(0)
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